本記事はこんな方にオススメ
「公務員を続けたくない/続けられない自分のことを根性がない人間だ、とコンプレックスに思っている方」
に特にオススメの記事です。
本記事の内容
公務員を2019年4月に退職して、早6ヶ月が経ちました。
辞めてからある程度時間が経ち、今では当時の自分を冷静に思い返すときがあります。
そんな時によく過ぎるのは、辞めるか悩んでいた当時の悩みです。
今回は公務員を1年で辞める決断をするまでに乗り越えた5つの悩みの一つ、
「根性がない自分が嫌」という悩みをテーマにお話できればと思います。
公務員を辞めようか悩んでいる方々にとっては、こんな一例もあるのだな〜という参考事例等になればと思います。
[根性がない自分が嫌]公務員を1年で辞める決断をするまでに乗り越えた5つの悩み⑤
根性のない自分が嫌
新卒で公務員となり、華々しく社会人としてのスタートを切った2ヶ月後…
既に私は「公務員辞めたい…」と思っていました。
ですが人にはなかなか言い出せませんでした。
仕事をすぐに辞める「根性のない若者」
特に仕事を辞めたいと思ってしまっている事を、目上の人には口が裂けても、言えませんでした。
なぜなら「仕事をすぐ辞める若者」=「ゆとり世代」と思われたくなかったからです。
「根性のない若者」認定を受けたくなかったからです。
学生だった頃、3年以内の離職率が問題視されていると聞いても、私は自分とは全く関係がないと思っていました。
むしろ、3年以内に辞めたいなんて思うのは、
根性がないとか、
忍耐が足りないんだとか、
今まできっと苦労する事なく人生を歩んできた人なんだろうとか、
色々思っていました。
ですがどうでしょう。
公務員になってすぐ、今度は私がその当事者の立場になってしまいました。
今まで考えていた事が、すべて自分に突き刺さりました。
特に「根性がない」理論は自分に突き刺さり、自分に対して凄く幻滅したし、コンプレックスに感じていました。
自分の人生を自分で選択した経験がなかった
正直な話、私は今まで特に苦労することもなく平々凡々と生きてきた人間だと思います。
中学から高校へも進学校と呼ばれるところへ進学し、大学も地元の国立大学に受かり、その後、新卒で公務員試験にも合格しました。
勉強は苦手な方ではなかったし、人とコミュニケーションを取ることで悩んだことも、友人関係等の人間関係で苦しむ…なんてことも特にありませんでした。
しかしそんな私にはひとつ、見落としていた視点があったと今は思います。
それは自分の人生を自分で選択した経験がなかったという所です。
高校も大学も、就職先も、自分で選択した事だろうと言われれば確かにそうです。
しかし、本当に自分の人生の責任を自分で引き受けて選択していたかと言われれば答えはNOです。
自分の人生に責任を持つ事の怖さ
当時の私の選択の仕方は、親や友人、先生や周りの大人の意見を聞き、空気を読んで、選んできたものだったと思います。
その証明に、私は公務員を辞めるという決断をするまで、人生を自分で選ぶ怖さを体験した事がありませんでした。
「こうしておけば安心。」という鉄則に乗っ取り、世間の常識や、周りの大人の意見に流され、自分できちんと考えて選ぶという作業をしていなかったのだと痛感しました。
そのしわ寄せが社会人、公務員となった時に一気にきた…という感じでした。
そんな私が、これらの経験から学んだことは2つです。
諦めも肝心
初めから夢を壊すようなことを言うように感じるかもしれません。
ですが自分の人生を本気で選択して、切り拓いていくなら「諦めも肝心」だと今は心から思っています。
というのも私の場合、公務員で居ることを諦めたからです。
公務員を辞めたいと思いながらも続けていた頃、私は公務員でいる自分自身が、自分の人生のポリシーやミッションに反していると心から感じていました。
だからこそ公務員で居ること自体、居心地が悪かったし、公務員特有の前例主義やルーティーンワークが続く日々に耐える事ができなかったのだと思います。
あまりにも自分の性と、公務員の価値観や物の見方が合わず、退職に至ったと言っても過言ではありません。
要は、本当になりたい自分は、公務員を続けていては一生手に入らないと気づいたので、公務員で居る事を諦めました。
選択するということは、捨てるということ
このように「選択する」という行為は、裏を返せば、結果的に「捨てる」という行為に繋がると私は思っています。
今、過去の自分に会えるのならば、
「何かを選び取るには、諦めも肝心…。」
そんなことを伝えたいと思います。
ここでいう諦めとは断捨離の、モノへの執着から離れるという「離」の考え方に近いかもしれません。
これぞ人生の断捨離だと私は思っています。
決断をするときに考えるべきことは、本当に今の自分に必要な物は何かという一点だけなのかもしれません。
根性は、自分の伸ばしたい部分を見つければ勝手についてくる
上では諦めも肝心と書きました。
ですが何でもかんでも諦めろという意味では決してありません。
要は、自分のなりたい姿や、理想像に沿っていなければ、諦めて方向転換する柔軟性も必要ということをお伝えしたかったのです。
そして、自分のなりたい姿や、理想像に沿った生き方をしていると、自然と根性は生まれます。
なぜなら自分の理想や、願いを叶えるには、必然的に努力が必要となるからです。
その努力を続けるモチベーションが、根性と呼ばれていると私は思います。
根性がないのは、自分の本当の意思に反しているから
もちろん中途半端な理想や願いでは、努力は続かないし、モチベーションも保ち続けることは至難の業です。
しかし、自分が心からやりたいと思う事や、理想を叶えるために必要な事であれば、人は強制せずとも自然と動いて、努力し始めるはずです。
ということは根性がないという状態は、自分の本当の意思に反しているからなのだと私は思います。
時には、自分のやりたい事だけではなく、やりたくない事でも率先して行動するときがあると思います。
それはその努力の先に、なりたい自分があるからだと私は思います。
努力の先になりたい自分を置く
もし努力の先に、理想とする自分や人生が待っていないのであれば、人は根性を発揮しないはずです。
逆に努力の先に、理想とする自分や人生が待っているのであれば、人は勝手に根性を発揮します。
今の自分が、過去の根性の事をコンプレックスに思っていた自分に会えるのなら、
「自分の人生で、なりたい自分を実現するために、根性を発揮したいと思う事柄はどんな事?」
と問いかけると思います。
今回は公務員を1年で辞める決断をするまでに乗り越えた5つの悩みの一つ、
「根性がない自分が嫌」という悩みをテーマにお話しました。
みなさんが自分らしい人生を切り開くことを心から応援しています。
以上、jazziでした!
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