本記事はこんな方にオススメ
「公務員を辞めたいけど、もっと勤めてから辞めた方がいいのか悩んでいる」
「自分と同じように公務員で居る事に悩みを抱えている人がいるのだろうか…と孤独」
「今自分は、公務員という職にしがみついていると思う」
本記事の内容
この記事は地方公務員を新卒1年で退職し、現在学生兼ブロガーとフリーライターをしている私の体験記です。
超安定と言われる公務員をなぜ1年で辞め、超不安定なイメージのあるフリーランスをするに至ったのかという流れの序章のようなものです。
具体的には過去の、公務員で居る事に強烈な違和感と、不安を感じながらも、公務員という職にしがみつく1年間を過ごした私の振り返りをご紹介しています。
超個人的な内容ではありますが、同じような状況にいらっしゃる全国の公務員の方に届く事を願っています。
また公務員を1年で退職する決断をするまでに、私が乗り越えた5つの悩みについてはこちらの記事にまとめています。
[公務員 新卒1年 退職] 公務員という職にしがみつく私の退職までの1年間
入庁2ヶ月目にして悟った「いつかは公務員を必ず辞める」
大学3年の頃から迷いながらも公務員を志望し、念願の公務員となった矢先。
入庁して直ぐに私は、一生公務員で居続けることに疑問を感じました。
ルーティーンワークと書類作成にひたすら追われる日々の中、このまま公務員でい続ける未来の自分が怖くて仕方なかったんです。
入庁して2ヶ月経った頃には、
「私いつか公務員、絶対辞めるなあ…」
そんな確信めいたものを強く感じ始めている自分が居ました。
様々な職務のある公務員ですが、とにかく公務員の前例主義だったり、改善やより良くという概念を受け入れにくい風潮が私の性と全く相容れなかったのだと思います。
気づけば、あれだけなりたくて仕方なかった公務員という職に就いている自分に歯痒さと苛立ちを覚え始めていました。
この頃から私は以前お世話になっていたNPO法人や民間企業さんへの転職が、頭をよぎるようになりました。
公務員色に染まれない自分
公務員色に染まりたい自分
ですがそんな公務員の前例主義やルーティーンワークという特色に違和感を感じつつも、如何にして公務員でい続けるかを必死に模索している自分が居ました。
あれだけ過酷な試験勉強と試験を突破し、定年まで勤めあげられるであろう公務員という職を手離すのは惜しすぎる…
そんな風に考えて、どうしても公務員にしがみつく自分が居たんです。
ですが周りの公務員の方を見ても、自分のように公務員でいることに違和感や息苦しさを感じている人は居ないように思えました。
むしろみんな、公務員で居ることに安心しているし、独特な余裕があります。
「私っておかしいの?」
新卒1年目だったこともあり、そのうち私は公務員色に染まれない自分を非難してしまいがちに。
そんな私は遂に、公務員色に染まろうと努力し始めます。
「とにかく仕事をこなせば給料が貰える。土日まで頑張ろう。過労勤務よりはマシじゃないか。」
「やり甲斐もお金も頂ける仕事なんてないんだ、世の中そんなに甘くない。」
そんな風に気持ちを切り替えて、公務員という職への
違和感も
焦燥感も
息苦しさも
打ち消そうと必死でした。
仕事のストレスから散財魔になった自分
考えてみるとこの頃の私は散財魔でした。
日頃職場で溜まった鬱憤を、土日やアフター5で買い物や飲み会で発散し始めます。
ですがどれだけ好きなものを買おうと、着飾ろうと、楽しそうなことをしても根本の問題からはやはり逃れられませんでした。
どうして私は周りの人みたいに公務員色に染まれないの?
そんな疑問と苛立ちが募るばかりだったんです。
楽しみは華金の飲み会とボーナスの使い先。
そんな日々を過ごし、貯金が子供の頃から大好きだった私が気付けば散財魔になっていました。
染まるか、変えるか、辞めるか
公務員色に染まることから変えることへ
公務員色に染まりきれない私は、次第に染まることを諦め始めます。
なぜなら無理に染まらなくても公務員としてやって行けると気付かされたからです。
その一見当たり前な事実に気付かせてくれたのは、意外にも職場外の公務員の方たちでした。
私は職場に居ることがとにかく辛かったので、県庁内の地域づくりやNPO法人での研修などに多く参加し始めました。
その研修や休日にあるオフサイトミーティング等の職場外での活動の中で、次第に職場外の公務員の方に接する場面が増えて行ったんです。
そして自分と似たような価値観や違和感、疑問を共有できる人との繋がりができました。
その方達との繋がりは本当に有難いもので、私は見る見るうちに以前のやる気やモチベーションを取り戻し、自ら活動や行動を起こすようになります。
要は、公務員色に染まろうとするのではなく、変えていこうと決意したんです。
その決意のもと、大学生との交流会や公務員同士の交流の場を設ける活動をし始めます。
その活動は本当に楽しくて、充実していて。
新しい人との繋がりができ、新しい価値観もたくさん出来上がっていきました。
それらの研修や、自分の活動は私の公務員生活の中の大切な経験であり想い出です。
そんな活動をしていくうちに、将来的に自分の人生で実現したい事や、やりたい事が漠然ながら見えるようになっていきました。
公務員を変えることから辞めることへ
しかし、それらの自分のビジョンややりたい事を実現するには公務員という職では都合が悪かったり、不可能であることも多くありました。
特に公務員の副業禁止という掟が私にとっては最大のネックでした。
次第に、以前は公務員に馴染めないから辞めたいとそう思っていたはずでしたが、
公務員という職を辞めた方が、自分のやりたい事を手っ取り早く実現出来るのではないかと頭でよぎるようになっていきました。
要は自分のやりたい事や大切にしたい価値観を尊重するには、公務員でいることが柵になってしまうと感じたのです。
今考えると私は自分の信念を曲げられなかったから、公務員を辞めたのだと思います。
もちろん辞めた当時は具体的に今後どうして行ったらいいのか、全くと言っていいほどに分からず、自問自答し続ける日々でした。
ですが、具体的なことは分からずとも、
人を笑顔にしたいとか。
やり甲斐を感じながら輝いて働きたいとか。
そんな抽象的で、大きな概念は確実に自分の中にありました。
大切なのは期間の長さでではなく密度
私はそんな風に、公務員に染まるか、変えるか、辞めるか。という流れで公務員を退職するに至りました。
公務員を1年で辞めたと人に話すと、短すぎる!とかもっと勤めなければ何も解らなかっただろうに。と思われがちだし、言われがちでもありますが、自分ではそんな風には全く思っていません。
頑固ですみません。
でもなぜ私がそう思わないのか。
それはなぜなら、必死こいて公務員にしがみつこうとしていた自分を痛いほどに知っていたし、自分や周りを含めた環境全体をより良く変えようと努力した経緯があるからです。
染まるか、変えるか、辞めるか悩んで、もがいた道筋があるからです。
だから体感的にはもう5年くらい働いた感覚があります。実質は1年なのに。笑
そんな公務員を一年で辞めてしまった私が、公務員を辞めたいと思っているけれど、もっと勤めた方が…と気が咎めて悩んでいる方に超個人的主観でお伝えしたいことがあります。
それはどれだけ勤めたとか、年数や期間にとらわれすぎなくても良いのでは?という事です。
確かに転職等で世間体を気にするなら、履歴書的にも長く勤めた方がいいかもしれません。
でも最終的には「その勤めた期間にどれだけの密度の時間を過ごし、何を生み出せたのか」が大切だと思っています。
もちろん考え方は人それぞれですので、ご参考程度にと思います。
みなさんが後悔の無い人生の選択を出来る事をお祈りしています!
以上、jazziでした!
コメント
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