本記事はこんな方にオススメ
「公務員になったけど、自分に公務員という職が合わなくて苦しい」
「公務員を新卒の1年で辞めた人っているの?」
「公務員をしているが、今の職を辞めたいと思っている」
「いつかは公務員を辞めたいけど、辞めるときの判断材料が知りたい」
この記事は公務員を辞めたいけれど、
公務員を辞めるかどうか決めきれない…
いざ公務員を辞めるとなると強烈な抵抗感や不安を覚えてしまう…
といった、公務員という職を辞めるか悩んでいる若手職員の方におすすめの記事となっています。
本記事の内容
過酷な公務員試験を潜り抜け、勝ち取った公務員への切符。
期待に胸を膨らませ、公務員になってみたものも想像と違った…。
この記事は地方公務員を新卒1年で辞めた私の体験談です。
公務員を1年で辞めたというと、正直、「勿体ない」「甘えている」とまわりの方には思われがちです。
ですが、公務員を一年で辞めることが本当に甘えなのか。勿体ないのか。
今回はその内容について、実際に1年と1カ月で地方公務員を退職した私が、私なりに今まで感じてきたことと体験談を踏まえて考えをまとめていこうと思います。
そんな私の退職までの1年間のお話はこちらです。
かなり個人的な内容になるかもしれませんが、一意見として参考になれば幸いです!
[実録] 地方公務員を新卒1年で辞めるのは勿体ないのか?!
私が公務員を新卒1年で辞めるに至った経緯
未だに公務員と言えば、安定していて、なりたい職業ランキングの上位に食い込みます。
また公務員になるためには、過酷な試験勉強を経て、何十倍もの倍率の試験を潜り抜けやっと…なんていう事もざらです。
苦労して公務員への切符を手にして、定年まで安泰…そんな恵まれた環境でもあるにも関わらず、
なぜ私がその公務員という職を辞めたのか理由と経緯をまとめていきます。
将来やりたい仕事の為に人生の数年間を我慢する感覚が薄かった
大学の頃は、スターバックスやNPO法人で働いていた経歴のある私。
それらの経験の中で、人を笑顔にすることの充実感と幸福感を知りました。
そんな私は「利益を追求する民間企業ではなく、利益の有無に関わらず、人を笑顔にしたり助けたりしたい…」という気持ちが大きくなり、まず見つけた職が公務員でした。
公務員となり将来は、本気で人の為、世のためにあることを…と思い公務員を目指したんです。
しかし試験に合格し配属されたのは内部管理と言って、私が志していた企画や地域に飛び込んで現場をより良くする…そんな理想の公務員の仕事とは程遠い仕事でした。
ですがやりたい仕事が若いうちから出来る訳じゃない。という事は公務員となる前から目上の方たちから聞いていたので、ある意味覚悟して部署の配属を待っていたのも事実。
「やりたい事の為なら2年や数年くらい耐えられる。」
当時はそう思っていたんです。
しかし、耐えられる。そう思っていたんですが、現実に体験してみると考えはどんどんと変わっていきました。
ロボットにも出来るルーティーンワークの連続
理想の仕事や、やりたい事の為に今いる内部管理の部署の2年間は我慢…
そう思って仕事と向き合っていましたが、配属後3ヶ月目にして「いつかは私公務員を辞めるだろうな」そんな予想が私の中に芽生えていました。
確かに公務員の仕事は幅広くて、魅力的な仕事もたくさんある。
けれど私が当時やっていた内部管理の仕事は、ルーティーンワークと前例主義の連続で、改善も工夫も必要とされない、とにかくロボットの様に確認作業をひたすらするのが業務でした。
何の為に公務員になったんだっけ…。何の為に生きてるんだろう。
私は誰かの役に立てているんだろうか…。
気づけばそんな事を考えて現実の自分が嫌になり辛いと感じ続ける日々でした。
やり甲斐というものを見つけることが出来ず、仕事を楽しむどころか、仕事で苦しむ毎日が続きました。。
そんなもがき、自問自答する生活が約1年続き、
安定して楽に給料をもらえると思われがちな公務員という職と仕事が全く私とは相いれず、
寧ろ公務員で居ることが私にとって楽ではなく、辛いことなのだと実感し気づいたとき
始めて辞める覚悟ができ、退職至りました。
公務員となって1年と1カ月が経っていました。
これが新卒1年で地方公務員を辞めた私の、退職までの簡単な経緯と理由です。
公務員を辞めることが勿体ないかどうかは、あなたが人生で何を大切にしたいかによる
「公務員を辞めるなんて勿体ない。」
公務員を辞めたことを相談したり、伝えた時に、家族や友達、目上の方…色々な方にそう言われました。
自分でもあれだけ必死に勉強したのに、
勤めていれば安泰なのに、
公務員を辞めるなんて勿体ないと何度も思いました。
でもそう思う度に、
「もっと自分の人生を良くしたい。充実させたい。幸せでありたい。」
という心の叫びも聞こえていました。
私にとって仕事で大切にしたいのは、安定でも金銭面や福利厚生の充実でもなく、やり甲斐や満足感、充実感なのだと痛感せざるを得ませんでした。
きっと「公務員を辞めるなんて勿体ない。」と言う方が、人生や仕事において大切にしているモノと、私が大切にしているモノが違うのだと感じました。
そう考えられるようになってからは、「公務員を辞めるなんて勿体ない。」と言う方の意見もより素直に尊重できるようになったし、何より自分の心が解放されて軽くなるのを感じました。
あなたは人生で何を大切にしたいのか。
そして仕事で何を求めているのか。
それらの問いの答えを明確ではなくとも持てる事が出来れば、公務員を新卒1年であろうと2年だろうと、5年であろうと辞めることが本当に勿体ないのかどうか。自分で導ける日が来るはずです。
もし今はその問いの答えが明確に分からなくても、その時はきっと来るべくしてきます。
タイミングに任せてある意味気長に待ってみたり、時には流されてみるのもいいと思います。
あまり悲観的にならずに、自分を追い詰めすぎずに、自分と向き合ってあげてくださいね。
以上、jazziでした。
「いざ地方公務員を辞めた後、何をしたらいいのか分からず戸惑った」私の退職後の話はこちらです。
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